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医療保険選びのポイント

医療保険は、入院や手術などに対する備えとしてほとんどの保険会社から数多くの商品が発売されています。TVCMでもおなじみの商品は、ほとんどが医療保険(含むがん保険)です。 これほどまでに生活に密着した保険ですが、最大の特徴は「自分で受け取る」保険という事です。生命保険(死亡保険)は、ご遺族の方が受け取るのに対して、医療保険は基本的に自分が受け取る保険ですので、イメージしやすい保険と言えるでしょう。
しかし、保障期間や払い込み期間、必要な日額の多寡やその他の保障内容など、年齢や性別、医療制度や医療技術や社会的背景(会社員、自営業、主婦など)の違いにより、ベストな加入の仕方も違ってきます。
それゆえに、当サイトでは医療保険も本来はコンサルティングが必要だと考えます。それでは、医療保険の考え方について一緒に紐解いていきましょう。

民間の医療保険を知ろう!

保険期間はやっぱり終身?

保険期間」を定期タイプ(たとえば[10年間]など、一定期間のみ保障)と、終身タイプ(一生涯、保障が続く)に分けて考えてみたいと思います。
一般的に終身タイプを選びがちですが、本当に終身タイプでいいでしょうか?定期タイプと終身タイプのメリット・デメリットを整理したいと思います。

  メリット デメリット
定期タイプ 年齢ごとのリスクに応じた合理的な保険料。
途中で見直す場合、それまでの保険料が割安。
途中で病気になった場合、見直しは困難。
更新ごとに保険料が高くなる。
終身タイプ 更新による保険料の変更がなく、
途中で病気になっても一生涯保障。
途中で見直す場合、それまで(特に若年期間)の保険料が割高。

同じ保障内容だとしたら、終身タイプは一生涯保険料が変わらないのが魅力ですが、定期タイプは保険料の安さが魅力です。「定期タイプは更新すると保険料が上がるのがイヤ!」という理由で、保険料が変わらない終身タイプを選びがちですが、定期タイプと終身タイプのメリット・デメリットは、一般的には年齢によって変わってきます。最大の問題は「若年層の人が今後何十年もの間、本当に終身タイプを辞めないのか?」という事です。

実際のところ、30年前の医療保険に加入し続けている人がはたして何人いるでしょうか?医療制度の変化や医療技術の進歩にあわせて、医療保険も保障内容が変化しています。現在の医療保険が30年後も「使える」かどうかは、正直にいうと誰にも分かりません。基本的に「医療保険は切り替えていくものだ」という視点に立てば、若年層では定期タイプで、50代以上では終身タイプで、など年代に応じて切り替える保険だと言えるでしょう。

しかし、これも一概には言えず、健康に不安のある方は終身タイプに加入しておいた方がよかったり、終身タイプと定期タイプを組み合わすハイブリッド型での加入など、プロのコンサルタントに相談してみた方がいいでしょう。

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日額タイプ?実損タイプ?

タイプ 給付金受取額
※手術給付金は別途
日額5,000円 50,000円
日額10,000円 100,000円

ここでは「必要な日額がいくらなのか」を考えてみましょう。
現在主流となっている医療保険はほとんが「日額タイプ」と呼ばれる保険です。基本的に入院日額X入院した日数分を受け取れるわけですが、現在は入院の短期化が進んでいます。※【医療制度】参照※ これでは受け取れるお金(給付金)が少なくなってしまいます。ですので、日額1万円は必要でしょう。
たとえば10日入院した時に受け取れる給付金は右記のようになります。

全て健康保険適用分だけだとしたら、【高額療養費】の制度が使えますので、病院からの請求が30万円来ても実際の負担は87,000円程です。しかし、入院が短期化して「受け取れる日数分」が減ってくると保険会社からの給付金では間に合わなくなってきます。給付金は掛け算ですから「入院日額」の方を大きく持っておく必要があります。

ただ、「保険」の考え方の中で「全て保険でカバーする」のか「補填出来ればいい」と考えるのかによって、日額を少なくして保険料を抑える方がいい場合もあります。

また、一部損害保険会社から発売されているのが「実費タイプ」という医療保険もあります。日額タイプと実費タイプの違いを「受け取れる金額」という視点から分解すると・・・

日額タイプ 入院給付金日額X入院日数+手術給付金+各種特約の給付金など
実費タイプ 医療費実費、入退院時の交通費、ベビーシッター費用など

実費タイプは、入院期間中に発生した経済的な損失を補填するという至極「損害保険的」な考え方に基づいて開発された医療保険です。中には上限はあるものの「差額ベッド代(個室料金)」を払ってくれる保険もあります。一見良さそうに見えますが、終身タイプがなく更新のたび保険料が変更になる・保険料が日額タイプより高めなどのデメリットもあります。

例えば、ご主人さまが有給休暇や傷病休暇、会社や組合などからの見舞金を受け取れる場合は、日額タイプで保険料を安く抑えて、専業主婦の奥さまなど”公的に守られているもの”が何もないうえ、入院時にご主人さまの手助けが思うように得られない場合は実費タイプで、など、そのご家庭によって医療保険も「コンサルティング」が必要だと考えます。

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特約は本当に必要?

医療保険には各保険会社が特徴を出そうと様々な特約(オプション)を選んで付加出来るようになっています。もちろん、全ての特約を付加すると保障は充実しますが、保険料も高くなります。ご自身の不安箇所だけをカバーする方法もありますし、他の保険で既にカバーしている場合もありますので、カバーするリスクの範囲とその対価としての保険料のバランスを図る事が大事です。よくある特約を列記しますので、参考にしてみて下さい。

特約名 内容
※ 特約名と内容は保険会社により異なります。
先進医療特約 厚労省の認可する【先進医療】を受けた時、かかった治療費用を保険期間通算700万円~2,000万円(保険会社による)を上限として実費受け取れる。
生活習慣病特約 がんや心筋梗塞、糖尿病などで入院した場合、日額の上乗せや1入院の入院日数の延長など、保障の上乗せを行なう。
三大疾病診断
一時金特約
がん、心筋梗塞、脳卒中など診断された時に、診断一時金を受け取れる。
通院特約 入院を伴う治療後、通院した場合、1日あたり設定金額が受け取れる。
※入院日額より少ない日額で設定される事が多い。入院日額1万円なら通院日額6,000円など。
女性疾病特約 女性特有の病気(乳房、子宮など)で入院した場合、入院日額を上乗せする。

まだ他にも特約を付加する事が出来る保険会社もあります。しかし、特約の内容と保険料のバランスをよく考えて付加しないと、「高い安心料」になるかもしれません。くわしくは、プロのコンサルタントにご相談ください。

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がん保険とは?

日本人の死因トップはがんです。

死因順位(第10位まで)別にみた年齢階級別死亡者数(単位:人)

年齢階級 悪性
新生物
心疾患 脳血管
疾患
肺炎 老衰 不慮の
事故
自殺 腎不全 肝疾患 慢性
閉塞性
肺疾患
<厚生労働省 人口動態調査 平成21年>
0~4歳 105 146 12 82 - 272 - 14 18 3
5~9 111 39 6 23 - 138 - 4 1 -
10~14 95 29 14 19 - 92 55 2 1 1
15~19 143 71 38 15 - 457 457 1 6 -
20~24 222 170 42 17 - 568 1,474 5 7 4
25~29 339 207 84 48 - 507 1,739 8 18 2
30~34 802 412 177 49 - 546 2,003 18 65 1
35~39 1,694 774 478 91 - 722 2,474 27 216 9
40~44 2,792 1,240 862 137 - 729 2,418 50 440 16
45~49 4,762 1,850 1,348 202 - 843 2,470 69 723 17
50~54 9,084 2,791 2,047 376 - 1,099 2,763 136 990 32
55~59 19,036 5,050 3,501 935 - 1,748 3,325 306 1,508 102
60~64 29,858 7,450 5,074 1,767 6 2,262 3,050 564 1,872 257
65~69 39,360 10,089 6,763 3,264 55 2,733 2,528 978 2,052 558
70~74 47,866 14,226 10,128 6,477 211 3,625 1,896 1,637 2,068 1,223
75~79 59,945 22,611 16,887 13,206 890 5,117 1,603 2,876 2,077 2,702
80~84 59,587 32,497 23,318 23,000 3,299 6,203 1,153 4,494 1,871 4,223
85~89 40,706 35,558 24,021 26,498 7,666 5,121 710 5,197 1,191 3,504
90~94 20,367 28,397 17,848 22,166 12,144 3,326 312 4,116 607 1,948
95~99 6,398 14,188 8,209 11,174 10,459 1,353 74 1,886 207 643
100歳以上 818 2,914 1,475 2,451 3,938 232 12 354 26 112

がん保険は、がんに罹患した時のみ保障が発生する保険で、一般の医療保険に対して「上乗せ」的意味合いが強いです。現在のがん保険は、日額、手術に加えて診断給付金や退院後の抗がん剤投薬費用・通院費用など、各社ごとの「がん治療」に関する考え方から、様々な特約が付けられるがん保険を発売しています。逆の見方をすると「がんの治療にはお金がかかる」事を意味しています。なぜお金がかかるのでしょうか?違う見方をすると、「お金があればがんは治る(可能性が高い)」時代であるという事です。すでに上皮内がんは「治るがん」とさえ言われています(部位によります)。

【先進医療】の治療方法のうち過半数はがんの治療と言われていますし、第4の治療方法と言われている「がんワクチン療法」も先進医療の仲間に入りました。先進医療を受けるという事は、入院は短くて済むけれど、請求額は高くなる「短期入院・高額請求」という流れはがんでも同じです。

そこで必要になってくる「がんに対する備え」は、当サイトでは多額の「診断給付金」を一時金として貰えるタイプをお勧めします。数百万の診断給付金を貰った中で主治医の先生と一緒に治療計画を立てていくのが理想的だと考えます。そのためには、一般的ながん保険でなくても他の保険種類でカバー出来る場合もありますので、プロのコンサルタントにご相談下さい。

最近の先生はがんの告知をする時に、こんな一言を質問するそうですよ。「がん保険には入っていますか?」

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